世界では、新型コロナウイルスの影響で多くの感染者や犠牲者が、一日レベルで増えており、日本でもアスリートから著名人などの感染報道やロックダウンの話など連日報道が続いているため、不安に感じている人も多いのではないでしょうか?
自分への不安や、子どもへの不安、社会への不安など考えると止まらない感情がわいてくる人もいると思います。
ウイルスの怖さや現状の重大さに気づいていない人も中にはいると思いますが、必要以上に不安になるのも、買いだめなどの物資不足を引き起こす要因になってしまい、落ち着いた情報の精査と危機管理を行う必要があると感じます。
そのためには、暗く不安な感情を少しでも「明るく冷静なマインド」に変換することが必です。
今回は、ポジティブ思考を持つことで自分の思考を自信と勇気に満ちた明るいマインドにする方法を「積極的に考える」(著者:ノーマン・V・ピール)という本を一部参考にしながらお話ししたいと思います。
態度は事実よりも重要である
人間は人生において、たびたび危機的状況や絶望的状況に接敵する瞬間があると思います。
その状況は個人を圧倒するほどの脅威なものかもしれません。
しかし、重要なのはその直面する問題よりも私たちがどのような態度で問題に望み、行動をとるかが重要になると「積極的に考える」という本は語っています。
私たちの今の日常はコロナウイルスの影響により日々変化しています。
感染者は毎日増加傾向にありそれをニュースで確認する日々が毎朝嫌でも目に入ることでしょう。
株価が下がり、多くの企業に影響が出始め事業展開が難しくなっている職種の話題も連日耳にします。
自分にも自分の家族にも影響があるのではないかと、不安な気持ちを抱えている主婦の方やご高齢の方など多くの人が不安な気持ちを持っていると思います。
しかしだからこそ、物理的に精神的に圧倒してくる不安に対して、冷静にそして楽観的な態度で自分を保つ必要があります。
楽観的といっても、決して短絡的に物事考えることではないため勘違いしないように注意してください。
自分にとってマイナスな要素は考えれば考えるほど、その要素は自分の中で事実以上に肥大化しやすくなります。
人間の心理として問題の大半は個人の不安からくるネガティブな思い込みが事実以上の大きな壁を作り出していることが多くあります。
勿論絶対に大丈夫という確信や避けられないシチュエーションはあると思いますが、ほとんどの問題は冷静に対処すれば解決に紐づけることが可能となります。
例えば、コロナウイルスに感染しないために都道府県は不用意な外出の自粛や夜間の外出の自粛、しっかりとした手洗いうがいを促していますよね?
残念ながらクラスターなどの気を付けても、避けることが難しいケースも存在しますが、最低限、しっかり守ればかなり感染のリスクを下げらると思います。
「そんな当たり前のこと」と思った人もいると思いますが、その当たり前のことができない人が今ニュースなどで取り上げられているのは皆さんもご存じと思います。
自分が行えることをしっかりと行っていれば、必要以上に不安になる必要はありません。
【スポンサーリンク】
恐怖と相談してはいけない信念に耳を傾ける
本の中では、「恐怖と相談してはいけない」と書かれている部分があります。
自分の中にある不安な要素をいくらかき集めても、不安は決して消えることはありません。
事実として認知する必要はありますが、それ以上の不安に対する感情はネガティブな感情を肥大化させるだけです。
本では自分の信念に耳を傾けることが大切と書かれており、不安や恐怖で心を埋めるのではなく自身と安定で心を埋めなさいと記載してあります。
もしこの先、自分の中に不安な気持ちで埋め尽くされそうになったのなら、まずはその不安な気持ちを物理的に遮断しましょう。
そして何が不安なのかを事実として認知し、それを積極的な考えで塗り替えてみましょう。
紙に書き出して行うと物理的にわかりやすくなるかもしれません。
如何に自分の中の不安な感情が、想像で勝手に不安を肥大化させて捉えているかを認知できると思います。
- 旦那がコロナにかからないか心配…
- 旦那の職場でコロナが出た話は聞いてない
- 帰宅後手洗いうがいは徹底している
- 夜の飲み会は本人も自粛している
- 今のところ体調不良の人いないしこれからも気を付ければ乗り切れる!
何をもって大丈夫と思うかは人それぞれ違うと思いますが、重要なのは不安な気持ちを小さくすることにあります。
そして、物事を冷静に見定めることが重要になります。
どんなに自分の中で根拠を並べても、どうしても不安が消えないということも確かにあると思います。
その時に、とにかく信じるという感情は、自己啓発には重要なファクターとなりえます。
どうしても、不安な気持ちが消えないときは、実際に「大丈夫」と声に出して自分の体に、音を認識させることで不思議と気持ちが和らぐのを実感できると思います。
情熱に燃えることだけがポジティブ思考とは限らない
ポジティブな思考は物事を積極的に考えるために必要な思考ではありますが、物事を過小評価したり短絡的にとらえるわけではありません。
気持ちを前向きに、積極的に物事を考えつつ、冷静な判断が必要なのも忘れてはいけません。
逆にネガティブな人ほど、冷静な判断をしている様に見えて、実は最善な判断ができていないことがあります。
大きな要因は上記で説明した、不安からくる問題の肥大化によります。
不安な気持ちが先行してしまい、必要以上に警戒して空回りしている状態といえば、心当たりがある人もいるのではないでしょうか?
ではどのようにすれば、前向きな気持ちで積極的にそして冷静な判断をすることができるのでしょうか?
答えは、自身と勇気を身に着けることによって可能となります。
9割積み重ねで1割自分を信じること
これは私の恩師の受け売りですが、自信と勇気の身に着け方は、9割積み重ねと1割自分を信じることであると、昔言われたことがあります。
いくら物事をポジティブに考えても、不安に思うことは0にはできませんし、ダメなときはダメです。
しかしポジティブな思考で行動した結果は、たとえダメな結果だとしても、ましな結果として終息することが多いです。
それはなぜか?
理由は簡単で、良い結果になるためのプロセスを積み重ねているためです。
つまり大きな結果を得るためには、小さな積み上げが必要となるわけであり、少しでも積み上げているのであれば、最悪の結果を招くことは少なくなるのは当たり前ですよね?
そして、自分を信じることは自分自身のパフォーマンスに大きく影響を与えることになります。
人間の脳みそは単純なところがあり、ネガティブに物事を考えると体は緊張し委縮してしまうそうです。
思うように体を動かせないのであれば、結果が悪くなりやすいのも納得してしまいますよね
【スポンサーリンク】
気持ちと体調はリンクしている
「病は気から」という言葉がありますが、気持ちと体はリンクしていることを皆さんも知っていると思います。
精神が健康であれば、体も健康を維持しやすくなりますし、精神が落ちればうつ病や体調を崩しがちになります。
上記で少しお話しましたが、人間はストレスや怒り、不安を感じたときに体に緊張が走り筋肉が萎縮しやすくなります。
手をぎゅっと握った状態になりやすく呼吸も無意識に早く浅くなります。
しかし、逆に穏やかなときや落ち着いている時はどのようなことはありません。
そのため、不安やストレスを感じたときは気持ちが前向きにならないときは手を開きゆっくりと深く呼吸することを意識してみてください。
気持ちが楽になるはずです。
自信と勇気は積極的な言葉を口にすることで得られる
積極的に物事を考えるうえで、大切なのは自信と勇気を持つことが大切になります。
ポジティブな思考はその対価として、自分の自信と勇気を還元してくれます。
そしてその自信や勇気は次の積極的な考えを生みます。
逆にネガティブな思考は対価として、不安と恐怖を還元してくれます。
それらはまた新たなネガティブな感情を誘発します。
以前書いた記事に、「良縁が良縁を運び悪縁が悪縁を呼ぶ」という内容を紹介した物がありますがまさにそれです。
その自信は過去の経験や似たような事柄からの応用や積み重ねで得ることができます。
しかし、最後は自分を心から信じることが結果に大きく影響してきます。
この世に絶対なんて確証はほぼありません。
あるとしたら、私が多いつくのはプログラミングくらいかもしれません(笑)
確かに、運の要素もあるかもしれません。
しかし、自分を信じるだけで前向きな気持ちになれて自信と勇気がついて積極的な考えになるのであれば、信じたほうが得だとは思いませんか?
今回参考にした本が気になる方は、リンクを用意しますので一度読んでみるのもおすすめです!