テレワーク導入により、職場ではなく自宅で作業を行う人が増え始めています。しかし、自分の家だと誘惑も多く仕事に集中できない人も多いのではないでしょうか?
自宅で作業を行う分、それなりの自由が利くといってもお休みとは違います。
職場でも、自宅でもきちんとメリハリをつけて作業できる人にはメリットが大きい働き方かもしれませんが半面、気分が緩みやすい人にとっては集中力やモチベーションの維持が難しいという人もいると思います。
今回は、テレワークでもモチベーション高く集中して作業を行える方法をご紹介していきたいと思います。
ズバリ環境を整えることが大切
早速結論ですが、テレワークで集中力とモチベーションの両方を高く作業を行う方法はとにかく環境を整えることが重要です。
具体的に以下の内容を行うことが集中力やモチベを維持するために重要な要素となります。
- しっかりとした机と椅子で作業する
- 音楽はなるべく聞かない
- 時間にメリハリをつける
- 部屋着で仕事はしない
皆さんは学生時代に、テスト前や受験勉強前にどのような場所で勉強をすると「はかどる!」と感じることがありましたか?
自宅で勉強するのが、一番「はかどる」という人も勿論いると思いますが、多くの人が図書館・カフェ・塾の自習室・学校の図書室などを利用していた人が多いのではないでしょか?
ではなぜその場所を選んで勉強していたのかを考えてみてください。
それは自分が、一番集中して勉強できる環境だと感じていたからその場所で勉強をしていたのではないでしょうか?
今、「そんなの当たり前じゃん」と感じた人もいるかもしれませんが、逆を言えば自宅でテレワークをして集中できない原因は、環境が整っていないからだと考えることができませんか?
長くなりましたが、テレワークで職場同様に集中力を維持させつつ、モチベーションを高めて作業を行うためには、この環境づくりがとても重要になってくるのです。
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しっかりとした机と椅子で作業する
まずは、集中して作業を行うために必要なことは、しっかりとした机と椅子で作業を行うことが重要です。
床に座る生活を基本としている人でも、机で作業することが大切になります。
勿論、人によっては机も椅子も置いていないという人もいるかもしれませんが、最低限自分の作業スペースは何かで代用して、作業場所を用意するだけでも集中力は変わってきます。
のちに詳しく説明しますが、何かを行う上で「形」というものはとても重要な要素となります。
仕事をするときは、仕事をする形があり休む時は休む形があります。
教室の机で勉強する時や職場のデスクに座って作業する際、きちんとした机と椅子に座ることは、自分の中のスイッチをオンにするために必要な行為なのです。
部屋着で仕事はしない
形から入る行為は、形に満足してしまい先に続かないと考える人がいるかもしれませんが「美しく、心地よく、生きる」という本を読んだことがあるでしょうか?
この本は、生活の中に「禅」の考えを入れることで日々の何気ない心のざわめきや心が疲れないヒントを教えてくれる自己啓発本なのですが、その中の一つに仏教では座禅や読経を行うときや清掃を行う際に、その時々の場面にあった服装に着替えて修行をする話が書かれています。
修行を始める前にまず身なりを整えることで、自然と気持ちが修行に向かっていくからだそうです。
身に着けているものは、自分の立ち振る舞いや精神状況に影響を与えます。
自宅で作業をすると、通勤する必要がないため勿論服装も自分の自由です。
しかし、会社に寝巻の格好で仕事をしている人はいませんよね?
寝ぐせだらけの髪と乱れた格好で仕事をしている人は、他者から見ても仕事ができる人間だと見られることは、少ないのではないでしょうか?
集中してしっかりとした作業をするためには、まずあなたの心を仕事に向けてあげなければいけません。
そのためにまずは、形を整えることが大切になります。
音楽はなるべく聞かない
音楽は場合によっては、モチベーションを上げるとても大切な要素になってきますが、頭を使う作業をする場合はあまりおすすめしません。
自宅は自分の好きな曲が流せてしまうため、どうしても自分の興味のある曲を流しやすくなります。
そうなると、曲に気を取られやすくなってしまいますし作業効率も落ちます。
youtubeでアニソンメドレーなどを流すものなら、気が付いたら仕事内容を映していたPCの画面がアーティストやアニメの情報サイトに代わっていたなんて、こともあり得ます。
人によっては、歌詞を調べていつの間にかカラオケしてるなんてことも…(笑)
時間にメリハリをつける
これはよく聞くかもしれませんが、時間のメリハリは本当に大切です。
闇雲に作業を行っていても、集中力は持ちませんし何よりモチベがかなり下がります。
作業ごとや時間ごとにコーヒーブレイクを挟むなどを、することで集中力を維持できます。
きちんとメリハリがつけられるのであれば、自分が好きな時間を過ごすことでリフレッシュになると思いますが、自制が出来ないと戻ってこれなくなるので注意しましょう。
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環境を整えればテレワークは最高
仕事ができる環境がしっかり整えることができれば、テレワークは最高の仕事環境となります。
過去にテレワークに関する記事を書いているのですが、その時はまだ私もテレワークはできない状況でしたが、現在私の職場でも一部テレワークが可能となり実際に実感したメリットが以下になります。
- 通勤電車に乗らなくて済む
- 朝の時間をゆっくりすごせる
- 会議が短い
- 上司の目を気にせず伸び伸び作業ができる
- 急に仕事を振られることがない
- 昼ごはんが暖かい&お金がかからない
すぐに思いつくだけでも、結構出ています(笑)
しかしデメリットもあるので、個人的には最高ですが仕事としては、何でもかんでもテレワークで済むわけではない場面もあるため、職場によっては相性もあるんだなと感じます。
モチベーションは朝の過ごし方で変わる
最後に、テレワークでモチベーションを高く維持する方法をご紹介します。
私のおすすめは、朝の時間の過ごし方を丁寧にすることです。
冒頭でもお話しした通り、テレワークは自宅で仕事をすることであり、休日ではありません。
しかし、会社に通勤する時間などが無くなるため、時間的余裕がそれなりに生まれます。
その時間を睡眠や自由な時間に使用することもできますが、モチベーションを高くしっかりと仕事に集中したいのであれば、朝の時間をおろそかにしてはいけません。
先ほど紹介した、「美しく、心地よく、生きる」という本の中でも著者は「早起きがいい一日をつくる」と話しています。
仏教では、良縁が良縁を運び悪縁が悪縁を呼ぶと考えられており、早起きをすることにより、時間に余裕が生まれその後の自分の行動にさらに余裕が生まれます。
ギリギリの中の行動よりも、しっかりとした余裕の中での行動の方が心も穏やかであるため最善な行動をとることが可能となります。
さらに、仏教では「喫茶喫飯(きっさきっぱん)」という言葉があり、お茶を飲むときは飲むことに集中し食べるときは食べることに集中すればいいという禅語があります。
今自分が行っていることと「一つになる」ことが大切だと説いています。
何かをしながら別のことをする行為は、禅の中ではあまりいい考えではなく、一つのことに集中することによって結果的に効率が良くなると本の中では紹介しています。
朝早く起き、余裕を持ってその時間を丁寧に過ごすことで、その後の仕事に対して集中して高い意識で作業することが可能となります。
皆さんも参考にしてみてください。
本が気になる人は、リンクを張っておくので一度読んでみるのもいいかもしれません。
私は無宗教ですが、様々な宗教の教えには共感やリスペクトできる点が多いため読んでみるととても勉強になりますよ!